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2012-09-11

「日本復帰」を理解しているのか?そんな問いを投げ掛ける企画展が開催
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「日本復帰」を理解しているのか?そんな問いを投げ掛ける企画展が開催

アメリカの統治下から日本に復帰する戦後の沖縄の激動期を伝える企画展「復帰40年記念博物館特別展『Okinawaから沖縄へ』」が、9月28日(金)より沖縄県立博物館・美術館で開催される。復帰当時10歳以下だった40代をはじめ若い世代の人は、そのころのことはうろ覚えであるし、ましてや当時の社会状況や世の中の雰囲気はほとんど分からない。そこで、特に40代以下の若い世代に、沖縄が日本ではなかった時代のことや、ウチナーンチュが復帰に求めたものを知ってもらうと同時に、復帰後の変化やさまざまな分野での躍進を示しながら、現在の沖縄の状況や立場を再確認し、今後の進むべき方向を考えるきっかけにしてもらうべく企画された。展示は、時代の節目を追うように7つの章で構成されている。まずは、「『日本』ではなかった沖縄(アメリカ世の諸相)」。「銃剣とブルドーザー」、高等弁務官と琉球政府、人権の抑圧、復帰前の事件・事故、アメリカの経済・文化政策という象徴的な風景が並ぶ。続いては、「祖国へのあこがれ(復帰に何を求めたのか?)」で、復帰運動のあゆみや復帰の裏側で起こったことが綴られる。そして、「復帰とその後の沖縄」では、「復帰」あの日あの時、復帰直後の巨大プロジェクトなど、まさに復帰の瞬間に生じたさまざまな変化を追う。その後、「アメリカ文化との接触・受容」では、当時流行した“オキナワンロック”や食文化の受容など、文化面での変遷が起こった様子を伝える。そんな流れの中で、今度は「ウチナーの再発見と自信の芽生え(文化・芸能・スポーツの隆盛)」の時代に移る。沖縄民謡をはじめ、伝統文化の復興と隆盛、スポーツの隆盛など、本来の沖縄の良さが見直された時代だ。そして、「観覧者による展示参加」「沖縄の現代生活」と続く。何かにつけて「復帰40年」という枕詞が付けられる今年の沖縄。言葉ばかりが先行していることはないか。当時の人々の思いや文化、生活を本当に理解しているのか。この企画展により若い世代の人たちがそんな思いを抱いてくれたら、と願う。